階段の上り下りでの股関節痛、その原因と自分でできるケア方法
2025年06月11日

「階段を上るたびに股関節がズキッと痛む…」「もうこの痛みとは一生のお付き合いなのかな…」
そんなお悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか? 股関節の痛みは日常生活に大きな影響を与え、特に階段の上り下りは一苦労ですよね。
今回は、階段での股関節痛の原因と、ご自宅で簡単にできるセルフケア方法をご紹介します。痛みの緩和に役立つかもしれませんので、ぜひ読み進めてみてください!
なぜ階段で股関節が痛むの?
股関節の痛み、特に階段を上る時に痛みを感じるのは、いくつか理由が考えられます。
主な原因の一つは、関節の軟骨のすり減りです。股関節の骨と骨の間には、クッションの役割を果たす軟骨があります。この軟骨が加齢や使いすぎによってすり減ってしまうと、骨が直接ぶつかり合い、炎症が起きて痛みが生じます。
特に、階段を上る際には体重が大きく股関節にかかるため、軟骨がすり減っていると、その衝撃がダイレクトに伝わり痛みが起こりやすくなるのです。
「湿布を貼っているけど、一時的にしか効かない…」と感じる方もいるかもしれませんが、湿布はあくまで痛みをごまかす対症療法であり、根本的な解決にはなりません。痛みの根本原因にアプローチすることが大切です。
自分でできる!股関節痛を和らげるセルフケア
では、ご自宅でできるセルフケア方法をご紹介しましょう。ポイントは、お尻にある**大殿筋(だいでんきん)と中殿筋(ちゅうでんきん)**という筋肉をしっかりと伸ばすことです。これらの筋肉が硬くなると、股関節に負担がかかりやすくなります。
テニスボールや、それに近い硬さのボールを用意してください。
1. 中殿筋のストレッチ
中殿筋は、お尻の横側にある筋肉です。
- まず、横向きに寝転がります。
- お尻の横、少し出っ張っている骨のあたりにボールを当てます。
- ゆっくりと体重をボールに乗せるようにして、3分程度その姿勢を保ちましょう。
- 痛みを感じるかもしれませんが、気持ちいいくらいの強さで調整してください。
2. 大殿筋のストレッチ
大殿筋は、お尻全体を覆う大きな筋肉です。中殿筋よりも少しお尻の後ろ側に位置しています。
- 仰向けに寝転がり、お尻の下にボールを置きます。
- 大殿筋は広範囲にあるため、ボールを当てる位置を少しずつずらしながら、数カ所を伸ばしましょう。
- より効果を上げるためには、ボールを当てた状態で、膝を抱え込むようにすると良いでしょう。これも3分程度キープします。
まとめ
これらのセルフケアを継続することで、股関節周りの筋肉がほぐれ、階段を上り下りする際の痛みが和らぐ可能性があります。ただし、痛みが強い場合や、症状が悪化する場合は、無理をせず医療機関を受診してください。
毎日のちょっとしたケアで、階段の上り下りがもっと楽になるかもしれません。ぜひ今日から試してみてはいかがでしょうか?