脊柱管狭窄症の原因とは?加齢だけじゃない、意外な要因も!
2025年09月15日

「最近、歩いていると足がしびれてくる…」 「少し休むとまた歩けるようになるけど、これって年のせい?」
もし、あなたがこのような症状に悩んでいるなら、それは脊柱管狭窄症かもしれません。
脊柱管狭窄症は、背骨の中を通る神経のトンネル(脊柱管)が狭くなることで、神経が圧迫されて痛みやしびれを引き起こす病気です。
「でも、これって高齢者がなる病気でしょ?」と思っていませんか? 確かに主な原因は加齢ですが、実はそれ以外にも様々な要因が関係しています。今回は、脊柱管狭窄症の主な原因について詳しく解説していきます。
1. 加齢による体の変化(最も多い原因)
脊柱管狭窄症の最大の原因は、加齢に伴う背骨の変性です。長年の負担が蓄積し、背骨を構成する組織が少しずつ変化していくことで発症します。
- 椎間板の変性:背骨のクッション材である椎間板が、年齢とともに水分を失って弾力を失います。その結果、つぶれたり、外側に飛び出したりして、神経を圧迫します。
- 黄色靭帯の肥厚:背骨を安定させている靭帯(黄色靭帯)が、加齢とともに厚く、硬くなります。これが脊柱管を後ろ側から圧迫し、神経への負担を増やします。
- 骨棘(こつきょく)の形成:背骨に過度な負担がかかると、骨が変形してトゲのような突起(骨棘)ができます。この骨棘が、神経を直接刺激して痛みやしびれの原因となります。
これらの変化は誰にでも起こり得ることですが、特定の生活習慣や体の使い方によって進行が早まることがあります。
2. 若い人にも起こる意外な原因
「まだ若いのに…」と思っている方も注意が必要です。以下のような要因は、年齢に関係なく脊柱管狭窄症の原因となり得ます。
- 生まれつきの体質:もともと脊柱管が狭い人がいます。このような先天的な要因がある場合、若いうちから症状が出始めることがあります。
- 腰椎すべり症・分離症:スポーツなどで腰に繰り返し負担がかかると、椎骨が前後にずれたり(すべり症)、骨にヒビが入ったり(分離症)することがあります。これらの病気が、脊柱管を狭くする原因となります。
3. 悪化を招く生活習慣
加齢や先天的な要因に加えて、普段の生活習慣が脊柱管狭窄症の発症や悪化を加速させることがあります。
- 肥満:体重が増えると、腰への負担が大きくなります。特にお腹周りに脂肪がつくと、重心が前に傾き、腰を反らした姿勢になりやすいため、脊柱管への負担が増大します。
- 悪い姿勢:長時間の猫背や中腰の姿勢は、背骨に不必要な負担をかけます。日常的に悪い姿勢が続くと、脊柱管狭窄症の進行を早めてしまいます。
これらの原因に心当たりはありませんか?
専門家と一緒に、症状改善を目指しませんか?
脊柱管狭窄症は、原因を正しく理解し、適切な対策を講じることで症状を緩和できる可能性があります。
当院では、あなたの体の状態を丁寧に確認し、原因に合わせた施術プランをご提案します。
「年のせいだと諦めていた…」 「どこに相談すればいいかわからない…」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。私たちと一緒に、痛みやしびれのない生活を取り戻しましょう。