先日、2025年7月20日(日)と21日(月・祝)に三重県総合文化センターで開催された「第38回日本臨床整形外科学会学術集会in三重」に参加してきました。
2025年07月20日

今年の学会のテーマは「不易流行」でした。これは、古くから変わらない大切なものと、時代とともに変化し続けるもの、その両方を大切にするという深い意味を持っています。整形外科学の分野においても、基礎となる知識や技術は変わらず重要でありながら、新しい治療法や診断技術が日々進化しています。今回の学会では、この「不易流行」の精神に基づいた、非常に示唆に富む講演や発表が数多く行われていました。

学会では、最新の臨床研究や治療法に関する知見を深めることができ、日々の施術に活かせる多くのヒントを得ることができました。特に印象的だったのは、人工関節に対するコンピューター支援に関するセッションです。この支援にはナビゲーターとロボットの2種類があり、現在、手術全体の約3割程度で利用されているとのことでした。この支援技術を用いることで、アライメント(骨の配列)やカップ(人工股関節の部品)の位置のずれが少なくなるという非常に良い結果が出ている点に注目しました。
当院をご利用のお客様の中には、人工関節の手術を受けられた方も多くいらっしゃいます。そういった方々にも安心して施術を受けていただけるよう、私自身が人工関節に関する最新の知識を深めることにも力を入れています。今回の学会で得た知見は、人工関節を入れられているお客様へのより適切なアプローチを考える上で、大変貴重なものでした。
今回の学びを活かし、これからも皆様の健康をサポートできるよう、より一層精進してまいります。当院では、学会で得た知識を積極的に取り入れ、患者様一人ひとりに合わせた最適な施術を提供してまいりますので、お体の不調でお悩みの方はお気軽にご相談ください。