その道の選び方、本当に大丈夫? 股関節の痛みを悪化させるNGな歩く場所と、負担を減らす環境選び
2025年10月16日

歩くと痛むその一歩。原因は「歩き方」だけでなく「歩く場所」かも?
ウォーキングは健康維持に大切だとわかっていても、股関節に痛みがあると「動くと悪化するのでは…」と不安になりますよね。
しかし、股関節痛がある方にこそ知っていただきたいのは、「どこを歩くか(路面の選び方)」一つで、股関節にかかる負荷は劇的に変わるということです。
この記事では、股関節の痛みを悪化させやすいNGな歩面と、痛みを和らげながら安全に運動できる最適な場所、そして日々の生活でできる具体的な工夫をご紹介します。
痛みを我慢せずに、快適な歩行を取り戻すための一歩を踏み出しましょう。
1. 股関節と路面の関係:なぜ「場所」が重要なのか?
股関節は、立っている時や歩いている時に、体重の約3〜4倍もの大きな負荷がかかる関節です。
特に変形性股関節症などで軟骨がすり減っている場合、この負荷に加えて地面からの「衝撃(ショック)」が加わると、その刺激が直接的な痛みの原因となります。
つまり、股関節にやさしい歩行を実現するには、「いかに路面からの衝撃を和らげるか」が最も重要なポイントになるのです。
2. 股関節の痛みを悪化させるNGな歩行環境(避けるべき場所)
以下の路面は、衝撃吸収性に乏しく、股関節への負担が大きいため注意が必要です。
避けるべき場所 | 理由 | 対策 |
コンクリート・アスファルト | 地面が硬く、衝撃をほとんど吸収しないため、反発がダイレクトに股関節へ伝わり、痛みが増しやすい。 | 必ずクッション性の高いウォーキングシューズを履く。 |
凹凸の激しい砂利道 | 路面が不安定でバランスを取ろうと筋肉に余計な力が入る。また、捻挫や転倒のリスクも高まる。 | なるべく避け、平坦な道を選ぶ。 |
3. 股関節にやさしい◎な歩行環境(積極的に選びたい場所)
股関節への衝撃を和らげ、安全に運動できる場所を積極的に選びましょう。
1. 芝生や土の道(公園など)
- メリット: 硬い路面よりも柔らかく、着地時の衝撃を適度に吸収してくれます。
- 注意点: 芝生が濡れていたり、土がぬかるんでいると滑りやすいので注意が必要です。
2. 水中ウォーキング(プールなど)
- 最大のメリット: 水の浮力が働くため、股関節にかかる体重の負荷を大幅に軽減できます。
- 特徴: 痛みをほとんど感じずに、関節を動かしたり、水の抵抗を利用して筋力トレーニングを安全に行えます。整形外科のリハビリでも推奨されることが多い方法です。
3. トレッドミル(ルームランナー)
- メリット: 機種によりますが、アスファルトよりクッション性が高いものがあります。また、速度や傾斜を自分でコントロールでき、天候にも左右されません。
4. 環境に頼らない!股関節の負担を減らす3つの工夫
歩く場所を変えるだけでなく、日々のちょっとした工夫も大切です。
対策 | 具体的な行動 |
靴選びの徹底 | クッション性・衝撃吸収性の高いウォーキングシューズを履く。靴底がすり減っていないか定期的にチェックする。 |
正しい歩き方 | 背筋を伸ばし、かかとから着地し、つま先で地面を蹴る正しい体重移動を意識する。すり足は衝撃を吸収しにくいためNG。 |
杖の活用 | 痛みが強い側と反対側の手で杖を持つことで、歩行時に股関節にかかる負荷を約30%〜40%軽減できると言われています。痛みを我慢せず、積極的に使いましょう。 |
まとめ:動きを止めず、負担を減らす選択を
股関節痛を抱えている方にとって大切なのは、「動かない」ことではなく、**「いかに負担を減らして安全に動くか」**です。
今日から歩く場所を意識して変えるだけで、毎日の歩行がより快適になるはずです。
もし、
- 「正しい歩き方ができているか不安」
- 「自分の股関節の状態に最適な運動方法を知りたい」
- 「歩く場所を工夫しても痛みが改善しない」
とお悩みでしたら、ぜひ一度当院にご相談ください。
当院では、あなたの股関節の状態を専門的に評価し、痛みを根本から改善するためのオーダーメイドの施術と、日常生活で実践できる**「あなた専用の歩行指導」**を提供しています。
痛みを我慢する生活から、笑顔で歩ける毎日へ。
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