【要注意】膝や股関節の痛みが引かないあなたへ。もしかして「滑膜炎」が原因かも?
2025年06月6日

「膝がズキズキする…」「股関節がなんとなく重い…」
こんな関節の痛み、我慢していませんか? 日常生活に支障が出るほどの痛みなのに、「歳だから仕方ない」と諦めていませんか?
実は、その痛みの裏には「滑膜炎(かつまくえん)」**という炎症が隠れているかもしれません。
滑膜ってなに? 関節の「縁の下の力持ち」です!
関節の構造は複雑ですが、簡単に言うと、骨と骨のクッションになる「軟骨」があり、その周りを「関節包」という袋が包んでいます。この関節包の内側を覆っているのが、今回お話しする「滑膜(かつまく)」です。
滑膜は、関節にとって欠かせない「縁の下の力持ち」。主な役割は、まるで潤滑油のようにスムーズな動きを助ける「滑液(かつえき)」という液体を分泌することです。
想像してみてください。滑液がないと、関節の骨同士が直接こすれ合って、ギシギシと音を立てるような状態になってしまいます。滑膜が滑液をしっかり分泌してくれるおかげで、私たちは膝を曲げたり、腕を上げたりと、滑らかに体を動かせるんです。
さらに、軟骨には血管がないため、滑膜が分泌する滑液から栄養を受け取っています。つまり、滑膜は関節の「栄養補給係」でもあるわけです。

なぜ関節は痛くなるの? 「滑膜炎」が痛みの根源だった!
ここまで滑膜が関節にとって大切だとお話ししましたが、この滑膜が炎症を起こすのが**「滑膜炎」**です。そして、この滑膜炎こそが、関節の痛みの大きな原因なんです。
では、なぜ滑膜炎が起きると痛いのでしょうか?
- 痛み物質の発生: 滑膜が炎症を起こすと、まるで火事のように「炎症物質」が大量に作られます。この炎症物質が、滑膜にたくさん張り巡らされている神経を刺激するんです。
- 腫れと圧迫: 炎症が起きると、滑膜自体が赤く腫れあがり、厚くなります。また、滑液が過剰に分泌されて、関節の中に水がたまる(いわゆる「水が溜まる」状態)こともあります。この腫れや溜まった水が、関節内の神経をギューッと圧迫し、痛みをさらに強くします。
- 動きにくさ: 痛みや腫れがあると、関節を動かすのが億劫になりますよね。すると、関節がこわばって動きが悪くなり、無理に動かそうとするとまた痛む…という悪循環に陥ってしまいます。
- 関節の破壊: 慢性的な滑膜の炎症が続くと、滑膜から軟骨を溶かす酵素が分泌されたり、骨を壊す細胞が活発になったりします。これにより、軟骨や骨が少しずつ壊されていき、痛みがどんどんひどくなるだけでなく、関節の変形にも繋がってしまうんです。
最初は「少し痛いな」くらいでも、放置するとどんどん悪化してしまう可能性があるのが滑膜炎の怖いところです。
滑膜炎が隠れているかも? こんな症状はありませんか?
- 朝起きると、関節がこわばって動かしにくい
- 関節が腫れて熱を持っているように感じる
- 膝や股関節に、ズキズキとした痛みがある
- 階段の上り下りが辛い
- 歩いていると、関節に力が入らないような感覚がある
もしこれらの症状に心当たりがあるなら、それは滑膜炎のサインかもしれません。
我慢は禁物! 専門家によるケアが大切です
「このくらいなら大丈夫だろう」と痛みを我慢し続けるのは、決して良いことではありません。滑膜炎は、放っておくと関節の変形や機能障害に繋がり、最終的には手術が必要になるケースもあります。
当院では、あなたの関節の痛みがどこから来ているのか、丁寧にカウンセリングと検査で突き止めます。滑膜炎による炎症や、それに伴う関節の歪み、筋肉のバランスの崩れなどを確認し、一人ひとりに合った施術プランをご提案します。
【当院の施術で期待できること】
- 痛みの軽減: 炎症を抑え、神経への刺激を和らげます。
- 関節の動き改善: 関節の柔軟性を高め、スムーズな動きを取り戻します。
- 再発予防: 根本原因にアプローチし、痛みが戻りにくい体作りをサポートします。
あなたの関節の痛みは、決して「歳だから」と諦める必要はありません。専門的なケアを受けることで、再び快適な日常生活を送れるようになります。
まずはご相談ください!
「もしかして、私の痛みも滑膜炎?」そう感じたら、ぜひ一度当院にご相談ください。 無料相談も受け付けております。
あなたのつらい関節の痛みに、私たちが真摯に向き合います。