「子供の頃、股関節脱臼だった」あなたへ。大人になってから股関節が痛むのはなぜ?
2025年08月3日

もしあなたが、子供の頃に「先天性股関節脱臼」と診断された経験があるなら、大人になってからの股関節の痛みに不安を感じたことがあるかもしれません。
「もう治ったはずなのに、なぜまた痛くなるの?」
先天性股関節脱臼と、大人になってから発症する股関節痛には、密接な関係があることが分かっています。今回は、そのメカニズムと、痛みへの対処法についてお話しします。
先天性股関節脱臼と「変形性股関節症」の関係
先天性股関節脱臼を治療したとしても、股関節の形が完全に正常に戻らないケースがあります。多くの場合、股関節の受け皿である「臼蓋(きゅうがい)」の発育が悪く、浅いままになってしまいます。
この「臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)」と呼ばれる状態は、若い頃は問題がなくても、年齢を重ねるにつれて股関節に負担がかかりやすくなります。
そして、この慢性的な負担が積み重なることで、**「変形性股関節症」**という病気へと進行してしまうのです。
なぜ変形性股関節症になるの?
股関節は、体重を支える重要な関節です。臼蓋形成不全があると、股関節の接地面が小さくなるため、軟骨への負担が局所的に集中してしまいます。
- 臼蓋が浅い:股関節が不安定になりやすい。
- 軟骨への負担が集中:体重が一点に集中し、軟骨がすり減りやすくなる。
- 骨の変形:軟骨がすり減った部分を補おうと、骨が変形していく。
この過程で、股関節の動きが悪くなったり、痛みや違和感を感じるようになります。これが、変形性股関節症の主な症状です。
股関節の痛みを放置しないで!
「少し歩くと股関節が痛む」「長時間立っているのがつらい」といった症状は、変形性股関節症のサインかもしれません。
「我慢すれば大丈夫だろう」と放置していると、病状は進行し、最終的には人工関節の手術が必要になることもあります。
しかし、初期の段階で適切なケアを行えば、痛みを緩和し、進行を遅らせることができます。
整体でできる、股関節へのアプローチ
当院では、変形性股関節症の痛みを抱える方に対し、以下の点に重点を置いて施術を行います。
- 股関節周りの筋肉のバランス調整: 痛みをかばうことで硬くなった筋肉をほぐし、股関節への負担を軽減します。
- 骨盤の歪み矯正: 体の土台である骨盤を整えることで、股関節にかかる体重のバランスを改善します。
- 歩き方や姿勢の指導: 普段の生活でできる、股関節にやさしい体の使い方をアドバイスします。
子供の頃の先天性股関節脱臼が原因で股関節の痛みに悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの股関節の状況を丁寧に確認し、一人ひとりに合った改善策をご提案します。
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