手術後のケロイドと癒着 石山の整体院で改善した実例
2026年07月13日
はじめに 手術跡の違和感に悩むあなたへ
手術は成功したはずなのに、傷跡の違和感が消えない。触るとビリビリする。この先ずっとこの感覚と付き合っていくのだろうか。
そんな不安を抱えている方は、決して少なくありません。
手術後の傷跡がケロイド状になり、神経の違和感や癒着による痛みが残ることは、医療現場でもよく知られた課題です。病院では「時間が解決する」と言われることが多いものの、実際には何年経っても改善しないケースも珍しくありません。
今回ご紹介するのは、股関節の人工関節手術後、5年経っても傷跡のケロイドと癒着に悩まされ続けていたS様の事例です。整骨院での治療では効果を感じられず、「このまま一生この違和感と付き合うのか」という不安を抱えていたS様が、整体院まほうの手での施術を通じてどのように改善していったのか、その過程を詳しくお伝えします。
この記事では、手術後の傷跡トラブルの仕組みから、実際の改善事例、そして日常でできるセルフケアまで、専門的な視点を交えながら分かりやすく解説していきます。
本日の相談内容 5年続く手術跡の違和感
人工関節手術後のケロイドと神経症状
S様が整体院まほうの手を訪れたのは、股関節の人工関節手術から5年が経過した時期でした。
手術自体は成功し、股関節の痛みは改善したものの、別の問題が残っていました。それは、手術跡の約10センチの傷のうち、下半分の5センチほどがケロイド状になり、触れるだけでビリビリとした電気が走るような不快感が続いていたのです。
「手術した後はね、なんかちょっと当たるだけで、もうなんかビリビリビリビリとして、なんか電気走ったみたいな感じで、もう気持ち悪いなあと思って」
S様はこのように当時の状況を振り返ります。
手術直後は特に症状が強く、衣服が触れるだけでも不快感がありました。時間の経過とともに多少は落ち着いてきたものの、5年経った時点でも違和感は消えず、傷跡を触ると明らかな違和感が残っていたのです。
整骨院での治療が効かなかった理由
手術前、S様は股関節の痛みに対して整骨院での治療を試みたことがありました。
電気治療やトムソンベッドという機械を使った施術、そしてお灸など、さまざまなアプローチを受けましたが、「なんかあんまり効いてない」という実感だったそうです。
整骨院での治療が効果を感じられなかった背景には、いくつかの理由があります。
まず、電気治療や機械的な刺激は、表面的な筋肉の緊張をほぐすことはできても、深部の癒着や筋膜の問題には十分にアプローチできないことが多いのです。特に手術後の癒着は、皮膚・筋膜・筋肉が複雑に絡み合った状態になっており、単純な刺激では改善が難しい状態です。
また、整骨院は保険診療の制約があり、一つ一つの施術に対して料金が加算される仕組みのため、どうしても施術内容が分散しがちです。本当に必要な部分に集中的にアプローチするというよりは、複数の施術を組み合わせる形になりやすいのです。
S様の場合、根本的な原因である癒着そのものに対する直接的なアプローチが不足していたことが、効果を感じられなかった大きな要因だったと考えられます。
覚悟を決めた手術 それでも残った問題
「いつまでもこんな痛いのかなと思って。覚悟決めて手術します言って手術したんですけど」
S様はこう振り返ります。
整骨院での治療でも改善せず、日常生活にも支障が出ていた股関節の痛み。このまま痛みと付き合い続けるのか、それとも手術という選択をするのか。悩んだ末に、S様は手術を決断しました。
手術自体は成功し、股関節の痛みは大幅に改善しました。しかし、新たな問題として浮上したのが、傷跡のケロイドと神経の違和感だったのです。
興味深いことに、同じ傷跡でも上半分は綺麗に治っているのに、下半分だけがケロイド状になっていました。これは体質的な要因もありますが、傷の位置によって動作時の負荷が異なることも影響していると考えられます。
股関節の動きに伴って最も伸縮する部分が、傷跡の下半分だったため、治癒過程で組織が引っ張られ、結果としてケロイド化しやすかったのです。
お客様が抱えていた課題 日常生活への影響
触れるだけで走る電気のような不快感
S様の最も大きな悩みは、傷跡に触れた時の不快感でした。
「ちょっと当たるだけでビリビリビリビリとして、電気走ったみたいな感じ」という表現からも分かるように、これは単なる痛みというよりも、神経的な異常感覚でした。
この症状は、手術時に切断された神経が不完全に再生したことによるものと考えられます。神経は中枢神経(脳と脊髄)と末梢神経に分けられますが、末梢神経は切断されても1日約1ミリずつ再生する能力があります。
しかし、再生過程で正常なルートを辿れなかった場合や、周囲の組織と癒着してしまった場合、異常な感覚が残ることがあるのです。
S様の場合、手術から5年が経過していたため、神経の再生自体はほぼ完了していたと考えられます。それでも違和感が残っていたのは、再生した神経が周囲の癒着組織に絡まっていたり、圧迫を受けていたりする状態だったためです。
動作時の制限と心理的な負担
手術跡の違和感は、単に不快なだけでなく、日常動作にも影響を及ぼしていました。
股関節を大きく動かす動作、例えば歩行時の足の振り出しや、階段の上り下り、椅子からの立ち上がりなどで、傷跡が引っ張られる感覚があり、無意識のうちに動きを制限してしまっていたのです。
「こっから後ろに行かなかったんですよ」とS様が語るように、股関節を後ろに伸ばす動作、つまり歩行時の蹴り出し動作が特に制限されていました。
この動作制限は、単に傷跡の問題だけでなく、全身のバランスにも影響を及ぼします。片側の股関節の動きが制限されると、反対側の股関節や腰、膝などに過度な負担がかかり、新たな痛みの原因になることもあるのです。
また、心理的な影響も無視できません。「この先もずっとこの違和感と付き合わなければいけないのか」という不安は、日常生活の質を大きく低下させます。
痛みや違和感があると、「どっかが痛いとやっぱそうだね負担かかって、動きたくないばあもう寝とこうみたいな」という状態になりがちです。活動量が減れば、筋力も低下し、さらに動きにくい体になるという悪循環に陥ってしまうのです。
将来への不安 このまま改善しないのか
手術から5年が経過しても改善しない違和感。S様は「このまま一生この状態なのだろうか」という不安を抱えていました。
病院では「時間が解決する」と言われることが多いものの、すでに5年という時間が経過しています。一般的に、組織の治癒は術後1〜2年でほぼ完成すると言われており、5年経っても残っている症状は「自然に治る」可能性が低いと考えるのが現実的です。
整骨院での治療も効果を感じられず、他に選択肢がないように思えていたS様にとって、整体院まほうの手での「癒着を剥がす」というアプローチは、新たな希望となりました。
「ケロイドも楽にしてあげた方が、後の人生が楽やと思うんですよ」という施術者の言葉に、S様は「本当に改善できるかもしれない」という期待を抱いたのです。
来店のきっかけ 癒着を剥がすアプローチとの出会い
他院との決定的な違い 直接癒着にアプローチ
S様が整体院まほうの手を選んだ最大の理由は、「癒着を物理的に剥がす」という明確なアプローチがあったことでした。
整骨院での電気治療やトムソンベッドなどの機械的な刺激とは異なり、施術者の手で直接癒着部分に働きかけるという方法は、S様にとって理にかなったアプローチに感じられたのです。
「少しずつ剥がしてるんですよ」という説明を受けたとき、S様は「これなら改善するかもしれない」と直感したそうです。
癒着とは、本来滑らかに動くべき組織同士がくっついてしまった状態です。手術では皮膚だけでなく、その下の筋膜、筋肉、さらに深部の組織まで切開します。治癒過程でこれらの組織が正常に分離せず、互いにくっついてしまうことがあるのです。
この癒着を改善するには、物理的に組織を動かし、癒着している部分を少しずつ剥がしていく必要があります。電気刺激や温熱療法では、表面的な血流改善はできても、深部の癒着を直接解消することは難しいのです。
人工関節術後の豊富な経験 数百例の実績
もう一つS様が安心材料としたのが、施術者の豊富な経験でした。
「人工関節はね、何人も触ってきたからですよ。たぶん数百人を超えてますよ」という言葉に、S様は大きな信頼を寄せました。
手術後の体は、手術前とは全く異なる状態です。人工関節が入っていること、組織が切開され再建されていること、神経や血管の走行が変化していることなど、通常の体とは違う特殊性があります。
このような術後の体を適切に扱うには、解剖学的な知識だけでなく、実際に多くの術後患者を診てきた経験が不可欠です。どの程度の刺激が適切なのか、どの部分にアプローチすべきなのか、どのような反応が正常でどのような反応に注意すべきなのか。これらは教科書だけでは学べない、経験から得られる知識です。
整体院まほうの手の施術者は、医療現場で11年間、手術直後から慢性期まであらゆる患者を診てきた経験があります。この経験が、S様のような複雑な術後の状態にも適切に対応できる基盤となっているのです。
段階的な改善の実感 初回から感じた変化
実際に施術を受け始めたS様は、回を重ねるごとに変化を実感していきました。
「最初の頃はすごい力やなとか思ってたけど、今日は、そんなに」「今日は全然気持ちいいぐらいで」という言葉からも分かるように、施術の感じ方自体が変化していったのです。
これは決して施術の強さが変わったわけではありません。S様の体が変化し、癒着が少しずつ剥がれていった結果、同じ刺激でも痛みを感じにくくなったのです。
初回の施術では、癒着部分に触れるだけでも強い痛みを感じることがあります。これは組織が固く癒着しており、わずかな動きでも周囲の神経を刺激してしまうためです。
しかし、施術を重ねて癒着が少しずつ剥がれていくと、組織の柔軟性が増し、同じ刺激でも痛みを感じにくくなります。さらに、神経自体も正常な状態に近づき、過敏な反応が減っていくのです。
「辻幅がね、あんまり痛くないですね」というS様の言葉は、確実に改善が進んでいることの証でした。
カウンセリングの様子 丁寧な問診と検査
電話での事前問診 症状の把握
整体院まほうの手では、初回来院前に電話での問診を行います。約10分程度、お客様の症状や悩みについて詳しく伺うのです。
S様の場合も、まず電話で手術の経緯、現在の症状、これまで受けた治療などについて話をしました。この事前問診により、施術者は来院前にある程度の状況を把握し、初回の施術プランを立てることができます。
また、お客様にとっても、自分の症状をじっくり話す機会があることで、「この整体院は本当に自分の悩みを理解しようとしてくれている」という安心感につながります。
特に術後の複雑な症状の場合、限られた来院時間だけでは十分に状況を把握することが難しいこともあります。事前に電話で詳しく聞くことで、より効果的な施術を提供できるのです。
多角的な検査で原因を特定
来院後は、質問票の記入から始まり、問診、視診、触診、そして整形外科検査、筋力検査、姿勢分析、動作分析と、段階的に詳しい検査を行います。
S様の場合、まず傷跡の状態を視診と触診で確認しました。ケロイドの範囲、皮膚の色や温度、触れた時の反応などを細かくチェックします。
次に、股関節の可動域を確認しました。「こっから後ろに行かなかったんですよ」という訴えの通り、股関節の伸展動作(後ろに伸ばす動作)が特に制限されていることが分かりました。
さらに、周囲の筋肉の状態も確認します。癒着があると、その部分の筋肉は正常に収縮できず、周囲の筋肉がカバーしようとして過度に緊張していることがあります。S様の場合も、臀部や大腿部の筋肉に緊張が見られました。
これらの検査により、単に「傷跡が痛い」というだけでなく、癒着が股関節の動きを制限し、それが周囲の筋肉のバランスを崩し、全体的な動作パターンに影響を及ぼしているという、問題の全体像が明らかになったのです。
施術方針の説明 納得の上でスタート
検査結果をもとに、施術者はS様に詳しい説明を行いました。
「ケロイド部分の癒着を少しずつ剥がしていきます。最初は痛みを感じるかもしれませんが、癒着が剥がれるにつれて楽になっていきます」
「股関節の可動域を改善するために、周囲の筋肉の緊張も同時にほぐしていきます」
「神経の違和感も、癒着が改善すれば徐々に軽減していくはずです」
このように、何をするのか、なぜそれが必要なのか、どのような経過が予想されるのかを丁寧に説明することで、S様は安心して施術を受けることができました。
特に、「少しずつ」というアプローチが重要です。癒着を一度に強引に剥がそうとすると、組織を傷つけてしまい、かえって炎症や痛みを引き起こすことがあります。段階的に、体の反応を見ながら進めていくことが、安全で効果的な施術につながるのです。
施術内容の選定理由 段階的な癒着剥離
筋膜リリースで周囲の柔軟性を確保
施術はまず、傷跡周囲の筋膜リリースから始まりました。
筋膜とは、筋肉を包む膜のことで、全身を覆うボディスーツのように繋がっています。一部に癒着や硬さがあると、その影響は広範囲に及びます。
S様の場合、傷跡だけでなく、その周囲の広い範囲で筋膜が硬くなっていました。これは傷の治癒過程で、周囲の組織も炎症反応を起こし、動きが制限されていたためです。
まず、この周囲の筋膜を柔らかくすることで、傷跡部分への血流が改善し、組織の柔軟性が増します。また、周囲が柔らかくなることで、傷跡部分への負担も軽減されるのです。
筋膜リリースは、アメリカのSt.Augustine大学で科学的に証明された技術を用いて行われます。単に押すだけでなく、筋膜の走行に沿って適切な方向と強さで働きかけることで、効果的に癒着を解放していきます。
直接的な癒着剥離 痛みを伴う理由
周囲の筋膜が柔らかくなったところで、次は傷跡部分の癒着に直接アプローチします。
「最初はね、すごい力やなとか思ってたけど」というS様の言葉通り、この段階では痛みを伴うことがあります。
なぜ痛いのか。それは、癒着している組織を物理的に動かし、剥がしていく必要があるためです。長年固まっていた組織を動かすのですから、ある程度の刺激は避けられません。
しかし、この痛みは「悪い痛み」ではありません。組織が変化している証拠であり、改善に向かっている過程なのです。
施術者は、お客様の反応を見ながら、適切な強さを調整します。痛すぎて筋肉が緊張してしまっては逆効果ですし、弱すぎては効果が出ません。「痛いけれど耐えられる」「痛気持ちいい」くらいの強さが理想的です。
S様の場合も、回を重ねるごとに「今日は全然気持ちいいぐらいで」と感じられるようになりました。これは癒着が少しずつ剥がれ、組織が正常な状態に近づいている証拠です。
股関節可動域の改善 全身のバランス調整
癒着の改善と並行して、股関節の可動域を広げる施術も行いました。
「こっから後ろに行かなかった」股関節の伸展動作を改善するために、大腿部前面の筋肉や腸腰筋(股関節の深部にある筋肉)の緊張をほぐします。
また、骨盤の位置も調整します。長期間、片側の股関節の動きが制限されていたため、骨盤が傾いたり捻れたりしていることがあります。骨盤の位置を整えることで、股関節の動きがスムーズになり、傷跡への負担も軽減されるのです。
さらに、歩行パターンの改善も重要です。動きが制限された状態で長年過ごすと、その動き方が体に染み付いてしまいます。施術で物理的な制限が改善されても、動き方のクセが残っていると、再び同じ部分に負担がかかってしまいます。
施術中に適切な動き方を指導し、日常生活で意識してもらうことで、改善した状態を維持しやすくなるのです。
施術中の会話 信頼関係の構築
痛みの変化を共有 コミュニケーションの重要性
施術中、施術者とS様は常にコミュニケーションを取りながら進めていきました。
「今日はどうですか」「ここは痛いですか」「前回と比べてどうですか」
こうした問いかけに対して、S様は正直に感じたことを伝えます。
「今日はそんなに痛くないです」「ここはまだビリビリします」
このやり取りが、施術の質を高める上で非常に重要です。施術者は、お客様の反応を見ながら、その日の体の状態に合わせて施術を調整します。
また、お客様自身も、自分の体の変化に気づきやすくなります。「前回よりも痛くない」という実感は、確実に改善が進んでいることの証であり、継続するモチベーションにもなります。
他の治療法との比較 整骨院との違い
施術中の会話の中で、S様は以前通っていた整骨院での経験についても話しました。
「整骨院では電気治療やトムソンベッド、お灸などを受けたけれど、あまり効果を感じられなかった」
この話を聞いた施術者は、整骨院と整体院の違いについて説明しました。
「整骨院は保険診療なので、一つ一つの施術に料金が加算される仕組みなんです。だから、色々なメニューを組み合わせることが多いんですよ」
「当院は保険を使わない自費診療なので、本当に必要な部分に集中してアプローチできます」
この説明により、S様は「なぜ整骨院では効果が出なかったのか」を理解することができました。また、「この整体院では、自分の症状に本当に必要な施術を受けられる」という安心感を持つことができたのです。
長期的な視点 後の人生を楽にするために
施術者は、S様に対してこう話しました。
「ケロイドも楽にしてあげた方が、後の人生が楽やと思うんですよ」
この言葉は、単に今の症状を改善するだけでなく、長期的な視点で体を整えることの重要性を伝えています。
手術から5年経過し、すでに60代に入っていたS様。この先の人生を、違和感や動きの制限なく過ごせるかどうかは、生活の質に大きく影響します。
「どっかが痛いと動きたくないばあもう寝とこうみたいな」状態になってしまうと、活動量が減り、筋力が低下し、さらに動きにくくなるという悪循環に陥ります。
逆に、体が楽に動けば、活動的に過ごすことができ、筋力も維持され、健康寿命が延びるのです。
「整体に行ってたから長生きできた」という話をS様が紹介した時、施術者は「長生きに整体が関係するかどうかわからないですけど、元気に動けるっていう話ではそうですね」と答えました。
この会話は、整体の本質を表しています。整体は魔法ではありませんが、体を整えることで、より良い人生を送るための土台を作ることができるのです。
施術後の変化 段階的な改善の実感
初回から感じた違い 痛みの質の変化
施術後、S様はまず痛みの質の変化を感じました。
施術前は、触れるだけでビリビリとした不快な感覚がありましたが、施術後は「痛いというより、押されている感じ」に変わったのです。
これは、神経の過敏な反応が落ち着き、正常な感覚に近づいている証拠です。癒着により圧迫されていた神経が、少し解放されたことで、異常な電気感が減少したのです。
もちろん、一回の施術で完全に改善するわけではありません。長年固まっていた組織は、段階的にしか変化しません。しかし、初回から何らかの変化を感じられることは、「このアプローチは正しい」という確信につながります。
股関節可動域の改善 動きやすさの実感
数回の施術を重ねる中で、S様は股関節の動きやすさを実感するようになりました。
「こっから後ろに行かなかった」股関節の伸展動作が、少しずつできるようになってきたのです。
歩行時の蹴り出しがスムーズになり、歩幅が広がりました。これにより、歩行速度も上がり、疲れにくくなったと感じられるようになりました。
また、椅子からの立ち上がりや、階段の上り下りも楽になりました。これまで無意識に避けていた動作が、自然にできるようになったのです。
この変化は、単に股関節の可動域が広がっただけでなく、周囲の筋肉のバランスも改善されたことを示しています。癒着が剥がれ、正常な筋肉の動きが取り戻されたことで、体全体の動きがスムーズになったのです。
違和感の軽減 触れても平気に
継続的な施術により、最も悩んでいた「触れた時のビリビリ感」も徐々に軽減していきました。
「今でこそさわってもビリビリあんまりこなくなりました」というS様の言葉通り、日常生活で衣服が触れる程度では、ほとんど気にならなくなったのです。
ただし、「でもこの違和感ありますよ。やっぱりこう触ると」と語るように、完全に正常な感覚に戻ったわけではありません。
これは、神経の再生が完全に正常なルートを辿っていないことや、長年の癒着により組織の構造が変化していることが影響しています。
しかし、日常生活に支障がないレベルまで改善できたことは、大きな成果です。完璧を目指すよりも、「生活の質を取り戻す」ことが、施術の現実的なゴールなのです。
お客様の感想 施術への信頼
最初は痛かったけれど 今は気持ちいい
S様は施術の変化について、こう振り返ります。
「本当最初痛かったような気がしたけど、最近は全然気持ちいいぐらいで」
この変化は、S様の体が確実に改善している証拠です。同じ刺激でも、組織の状態が変われば感じ方が変わるのです。
初回の施術では、癒着部分に触れるだけでも強い痛みがありました。しかし、回を重ねるごとに痛みが減り、やがて「気持ちいい」と感じられるようになったのです。
「皆さんよく言われます」という施術者の言葉通り、これは多くのお客様が経験する変化です。最初は「こんなに痛くて大丈夫だろうか」と不安になるものの、継続することで確実に改善していくのです。
慣れではなく 体の変化
興味深いのは、この変化が単なる「慣れ」ではないということです。
「慣れてきたらね、辻幅れてきたら、あんまり痛くも何もないんですって。そこでサボってるのかって言われます」
S様は冗談めかしてこう言いますが、施術者は「いや、それいちいち考えもやりませんから。この人怖がってるからちょっと緩めにしてやろうとかあんま思わないからね」と答えます。
施術の強さは変わっていません。変わったのは、S様の体の状態なのです。
癒着が剥がれ、組織が柔らかくなり、神経の過敏性が減少した結果、同じ刺激でも痛みを感じにくくなったのです。これこそが、真の改善の証なのです。
人工関節手術の経験豊富さへの信頼
S様が施術を継続した大きな理由の一つが、施術者の経験への信頼でした。
「人工関節はね、何人も触ってきたからですよ。たぶん数百人を超えてますよ」
この言葉は、S様に大きな安心感を与えました。自分と同じような状況の人を何人も診てきた経験があるということは、自分の体の状態を理解してもらえるという確信につながります。
また、「こっちの手術がなんかだいぶ難しいんですよ」という説明を受けた時も、S様は「自分の状態の複雑さを理解してくれている」と感じることができました。
単に施術技術が高いだけでなく、術後の体の特殊性を理解し、適切に対応できる知識と経験があること。これが、整体院まほうの手の大きな強みなのです。
施術担当者が感じたポイント 術後ケアの重要性
医療では解決されない部分 整体の役割
施術を担当した整体院まほうの手の院長は、S様のケースについてこう語ります。
「手術は成功したのに、その後の違和感が残ってしまうケースは少なくありません。病院では『時間が解決する』と言われることが多いのですが、実際には何年経っても改善しないことがあります」
「医療は手術という大きな問題を解決してくれますが、その後の細かい調整は、整体の役割だと考えています」
実際、病院でのリハビリは、基本的な機能回復を目指すものです。歩けるようになる、日常生活動作ができるようになる、といった最低限の目標を達成すれば、リハビリは終了します。
しかし、「違和感なく動ける」「痛みや不快感がない」というレベルまで改善するには、さらに細やかなアプローチが必要なのです。
癒着は時間では解決しない 積極的介入の必要性
「癒着は、放っておいても改善しません。むしろ、時間が経つほど固まってしまいます」
院長はこう強調します。
組織の治癒過程で生じた癒着は、時間の経過とともに成熟し、より強固になっていきます。手術後1〜2年で組織の治癒はほぼ完成し、その時点で癒着があれば、自然に剥がれることはほとんどありません。
S様の場合、手術から5年が経過していました。この時点での癒着は、かなり強固になっていたと考えられます。
しかし、だからといって改善できないわけではありません。適切なアプローチで、段階的に働きかければ、長年の癒着でも改善することができるのです。
重要なのは、「早めに対処すること」です。癒着が強固になる前、つまり手術後1〜2年以内に対処できれば、より短期間で改善できます。しかし、何年も経過してからでも、諦める必要はありません。時間はかかりますが、確実に改善していくのです。
全身のバランスを見る重要性
「傷跡だけを診ていては、本当の改善にはつながりません」
院長はこう語ります。
S様の場合、傷跡の癒着だけでなく、股関節の可動域制限、周囲の筋肉の緊張、骨盤の歪み、歩行パターンの変化など、様々な問題が連鎖していました。
傷跡の癒着を改善しても、股関節の動きが悪ければ、再び傷跡に負担がかかります。股関節の動きを改善しても、骨盤が歪んでいれば、バランスが崩れます。骨盤を整えても、歩き方のクセが残っていれば、また同じパターンに戻ってしまいます。
だからこそ、整体院まほうの手では、徹底的なカウンセリングと検査で全体像を把握し、多角的にアプローチするのです。
筋膜リリースで組織の柔軟性を確保し、癒着を剥がし、骨格を調整し、運動療法で正しい動きを身につける。この一連のプロセスが、真の根本改善につながるのです。
よくある類似事例 手術後の悩み
帝王切開後の傷跡の違和感
手術後の傷跡トラブルは、股関節手術だけではありません。よくある例として、帝王切開後の傷跡の問題があります。
30代のT様は、2回の帝王切開を経験し、下腹部に横長の傷跡がありました。出産から3年が経過していましたが、傷跡周辺の違和感と、腰痛に悩まされていました。
傷跡を触ると、皮膚の下に硬いしこりのようなものがあり、その部分だけ感覚が鈍いような、でも時々チクチクするような不思議な感覚がありました。
また、前かがみになったり、子供を抱き上げたりする動作で、傷跡が引っ張られるような感じがあり、無意識に動きを制限していたのです。
整体院まほうの手での施術により、傷跡周辺の癒着を剥がし、腹部の筋肉の機能を回復させることで、違和感が軽減し、腰痛も改善しました。
帝王切開の傷は比較的浅い位置にありますが、腹直筋という重要な筋肉を切開するため、その部分の機能低下が姿勢や腰への負担につながりやすいのです。
膝関節手術後の可動域制限
50代のK様は、半月板損傷の手術後、膝の曲がりが悪くなったことに悩んでいました。
病院でのリハビリでは「もう十分曲がっています」と言われましたが、K様自身は「手術前のように正座ができない」「しゃがむのが辛い」と感じていました。
膝の周囲を触診すると、手術の傷跡だけでなく、膝蓋骨(膝のお皿)の周りや、膝の裏側にも癒着が見られました。これらの癒着が、膝の滑らかな動きを妨げていたのです。
施術では、傷跡の癒着だけでなく、膝蓋骨の動きを改善し、膝裏の筋膜をほぐすことで、徐々に可動域が広がっていきました。
3ヶ月の施術で、正座はまだ完全にはできないものの、「生活に支障がないレベル」まで改善することができました。
腹部手術後の姿勢の変化
40代のM様は、子宮筋腫の手術後、姿勢が悪くなったことに悩んでいました。
鏡を見ると、以前より猫背になり、お腹が前に出ているような姿勢になっていました。また、慢性的な肩こりと腰痛も出現していました。
腹部の手術後は、傷の痛みから無意識に前かがみの姿勢を取ることが多くなります。この姿勢が習慣化すると、腹部の筋肉が短縮し、背中の筋肉が伸ばされた状態で固まってしまうのです。
施術では、腹部の癒着を剥がし、腹筋の機能を回復させると同時に、背中の筋肉の緊張をほぐし、正しい姿勢を取り戻すための運動療法を行いました。
姿勢の改善には時間がかかりますが、継続的な施術とセルフケアにより、徐々に以前の姿勢を取り戻すことができました。
施術後のセルフケア 自宅でできる工夫
傷跡のマッサージ 優しく動かす
手術後の傷跡は、自分でもケアすることができます。ただし、適切な方法で行うことが重要です。
まず、傷がしっかり閉じて、医師の許可が出てから始めましょう。一般的には、手術後3ヶ月程度経過してからが目安です。
マッサージの方法
傷跡に優しく触れ、皮膚を少しずつ動かします。強く押す必要はありません。皮膚が周囲の組織から滑らかに動くようなイメージで、ゆっくりと円を描くように動かします。
最初は痛みや違和感があるかもしれませんが、無理のない範囲で続けましょう。1日5分程度、入浴後など皮膚が柔らかくなっている時に行うと効果的です。
注意点
痛みが強い場合は無理をせず、専門家に相談しましょう。また、傷が赤く腫れたり、熱を持ったりする場合は、炎症が起きている可能性があるため、すぐに医師に相談してください。
ストレッチで可動域を維持
手術後は、痛みや違和感から動きを制限しがちです。しかし、動かさないでいると、筋肉が硬くなり、可動域がさらに狭くなってしまいます。
S様のような股関節手術の場合、以下のようなストレッチが有効です。
股関節のストレッチ
仰向けに寝て、片膝を両手で抱え、胸に引き寄せます。反対の足は伸ばしたまま床につけておきます。20〜30秒キープし、反対側も同様に行います。
また、椅子に座った状態で、片足の足首をもう片方の膝に乗せ、上体を前に倒すストレッチも効果的です。お尻の筋肉が伸びる感覚があればOKです。
注意点
ストレッチは痛みのない範囲で行いましょう。「気持ちいい」と感じる程度の伸びで十分です。反動をつけたり、無理に伸ばしたりすると、かえって筋肉を傷める可能性があります。
日常生活での姿勢の工夫
手術後の体は、無意識にかばう姿勢を取りがちです。この姿勢が習慣化すると、体のバランスが崩れ、新たな痛みの原因になります。
立位での姿勢
鏡の前に立ち、左右の肩の高さが同じか、骨盤が傾いていないかをチェックしましょう。もし左右差がある場合は、意識的に修正します。
重心は両足に均等にかけ、片足に体重をかけ続けないようにしましょう。
座位での姿勢
椅子に深く座り、背もたれに背中をつけます。足は床にしっかりつけ、膝と股関節が90度になる高さが理想的です。
長時間同じ姿勢でいると、筋肉が硬くなるため、30分に一度は立ち上がって体を動かしましょう。
歩行時の意識
S様の場合、股関節を後ろに伸ばす動作が制限されていました。歩行時は、意識的に後ろ足で地面を蹴り、歩幅を広げるようにします。
最初は難しく感じるかもしれませんが、毎日意識することで、徐々に正しい歩き方が身についていきます。
長期的な改善と予防 再発させないために
定期的なメンテナンスの重要性
症状が改善した後も、定期的なメンテナンスは重要です。
「ダラダラと通い続けるのはお互いに負担、通わなくてもよくなるようにしましょう」というのが整体院まほうの手の方針ですが、完全に卒業した後も、月に1回程度のメンテナンスは推奨されます。
なぜなら、日常生活の中で少しずつ体は歪み、筋肉は硬くなっていくからです。大きな問題になる前に、定期的に調整することで、良い状態を維持しやすくなります。
特に手術後の体は、一度大きなダメージを受けているため、通常よりも注意が必要です。癒着が再発することは少ないものの、周囲の筋肉のバランスは崩れやすい傾向があります。
運動習慣の継続
施術で体が改善しても、それを維持するには、自分自身の努力が必要です。
特に重要なのが、適度な運動習慣です。運動といっても、激しいトレーニングは必要ありません。日常的にウォーキングをする、軽いストレッチを習慣化する、といったレベルで十分です。
S様の場合、施術で股関節の可動域が改善した後、毎日の散歩を習慣にすることで、その状態を維持しています。
運動することで、筋肉が適度に刺激され、柔軟性が保たれます。また、血流が良くなることで、組織の代謝も促進され、健康な状態を維持しやすくなります。
体の声を聞く 早めの対処
「どこか痛いな」「動きにくいな」と感じた時、多くの人は「そのうち治るだろう」と放置しがちです。
しかし、体の違和感は、何かしらのサインです。早めに対処すれば、大きな問題になる前に解決できることが多いのです。
S様の場合、手術後5年経ってから整体院を訪れましたが、もし手術後1〜2年の段階で対処していれば、より短期間で改善できた可能性があります。
「体の声を聞く」とは、自分の体の状態に敏感になり、小さな変化も見逃さないということです。そして、違和感を感じたら、早めに専門家に相談することが、長期的な健康維持につながるのです。
よくある質問 手術後の体のケア
手術後どのくらいで整体を受けられますか
手術の種類や傷の状態によりますが、一般的には手術後3ヶ月以降が目安です。
まず、傷がしっかり閉じていることが前提です。また、医師から「日常生活に制限なし」という許可が出ていることも重要です。
人工関節手術の場合、リハビリが終了し、歩行が安定してからが適切なタイミングです。通常、術後3〜6ヶ月程度が目安となります。
ただし、個人差が大きいため、必ず主治医に相談してから整体を受けるようにしましょう。整体院まほうの手では、初回の電話問診で手術の時期や状態を詳しく伺い、適切なタイミングかどうかを判断します。
施術は痛いですか
癒着を剥がす施術は、ある程度の痛みを伴うことがあります。
特に初回は、長年固まっていた組織を動かすため、痛みを感じやすい傾向があります。しかし、この痛みは「悪い痛み」ではなく、組織が変化している証拠です。
施術者は、お客様の反応を見ながら強さを調整します。痛すぎて筋肉が緊張してしまっては逆効果ですので、「痛いけれど耐えられる」程度の強さで行います。
また、回を重ねるごとに痛みは軽減していきます。S様の言葉通り、「最初は痛かったけれど、今は気持ちいい」と感じられるようになるのです。
何回くらい通えば改善しますか
症状の程度や期間によって大きく異なります。
軽度の癒着であれば、5〜10回程度で改善することもあります。一方、S様のように手術から数年経過し、癒着が強固になっている場合は、20〜30回程度かかることもあります。
重要なのは、「回数」よりも「変化を実感できているか」です。毎回少しずつでも改善が見られれば、継続する価値があります。逆に、何回通っても全く変化がない場合は、アプローチを見直す必要があるかもしれません。
整体院まほうの手では、初回の検査で大まかな見通しをお伝えし、施術の経過を見ながら随時調整していきます。
保険は使えますか
整体院まほうの手は、保険を使わない自費診療です。
保険診療には制約が多く、本当に必要な施術を十分に提供できないことがあります。自費診療にすることで、お客様一人一人の状態に合わせた、最適な施術を提供できるのです。
料金については、初回の電話問診時に詳しくご説明します。また、回数券などのお得なプランもご用意していますので、お気軽にお問い合わせください。
自宅でできるケアはありますか
はい、たくさんあります。
傷跡の優しいマッサージ、ストレッチ、姿勢の意識など、日常生活でできることは多くあります。
施術の際に、お客様の状態に合わせたセルフケアを丁寧に指導しますので、ぜひ実践してください。セルフケアを続けることで、施術効果が持続しやすくなり、改善のスピードも速くなります。
また、分からないことがあれば、いつでも相談してください。LINEでのフォローアップも行っていますので、自宅でのケアで疑問が出た時も安心です。
高齢でも施術を受けられますか
はい、年齢制限はありません。
整体院まほうの手では、92歳の方も通院されています。むしろ、高齢の方こそ、体のケアが重要です。
年齢とともに筋力は低下し、柔軟性も失われていきます。しかし、適切なケアを続けることで、いくつになっても「自分の足で歩ける」「やりたいことができる」体を維持することができるのです。
施術の強さは、お客様の体の状態に合わせて調整しますので、ご安心ください。
記事のまとめ 手術後も諦めない
手術は成功したのに、傷跡の違和感が消えない。この先ずっとこの状態なのだろうか。
そんな不安を抱えていたS様は、整体院まほうの手での施術を通じて、確実に改善していきました。
重要なポイントをまとめます。
手術後の癒着は自然には改善しない
時間が経てば治ると言われることが多いですが、実際には何年経っても改善しないことが多いのです。むしろ、時間とともに癒着は強固になっていきます。
適切なアプローチで改善できる
癒着を物理的に剥がし、周囲の筋肉のバランスを整え、正しい動き方を身につけることで、長年の症状でも改善することができます。
経験豊富な施術者を選ぶことが重要
手術後の体は特殊です。解剖学的な知識だけでなく、実際に多くの術後患者を診てきた経験が、適切な施術につながります。
段階的な改善を実感できる
一度で完全に治るわけではありませんが、回を重ねるごとに確実に変化を実感できます。「最初は痛かったけれど、今は気持ちいい」という変化が、改善の証です。
セルフケアも重要
施術だけでなく、日常生活での姿勢や運動習慣も、改善と維持に大きく影響します。施術で学んだセルフケアを続けることで、効果が持続します。
長期的な視点で体を整える
症状の改善だけでなく、「後の人生を楽にする」という視点が重要です。体が楽に動けば、活動的に過ごすことができ、健康寿命が延びるのです。
手術後の違和感や痛みに悩んでいる方は、決して諦めないでください。適切なアプローチで、必ず改善への道は開けます。
ご予約・お問い合わせ
整体院まほうの手では、手術後の体のケアを専門的に行っています。
石山駅から徒歩圏内の、滋賀県大津市栄町8−30 イングビル 1階にあります。
初回は電話での問診から始まります。お客様の症状や状況を詳しく伺い、施術が適切かどうかを判断します。
「自分の場合はどうだろう」「本当に改善できるのだろうか」
そんな疑問や不安があれば、まずはお気軽にお問い合わせください。
あなたの体の状態を丁寧に伺い、最適なアプローチをご提案します。
手術後の違和感や痛みに悩んでいる方、整骨院や他の整体院で効果を感じられなかった方、諦めずにご相談ください。
整体院まほうの手が、あなたの「後の人生を楽にする」お手伝いをさせていただきます。








