そのお尻から足先の痛み、諦めていませんか?【坐骨神経痛の真実と根本改善への道】
2025年05月28日

「お尻の奥から足先まで、ジンジンと響くような痛み…」「しびれが気になって、思うように動けない…」
もし、あなたがこのような症状に悩まされているなら、それはもしかしたら坐骨神経痛かもしれません。そして、その痛みがなぜ腰やお尻だけでなく、足の先まで広がるのか、不思議に思われたことはありませんか?
今回は、坐骨神経痛の痛みが広がるメカニズムとその原因を分かりやすく解説し、あなたの痛みに対する理解を深めることで、根本改善への第一歩を踏み出すお手伝いをいたします。
坐骨神経って、どんな神経?
私たちの体の中で、最も太く長い神経の一つが「坐骨神経」です。この神経は、ちょうど体の「幹線道路」のように、非常に重要な役割を担っています。
その特徴を見てみましょう。
- 始まり: 腰の骨(腰椎)の下部(L4、L5)や、骨盤の一部である仙骨から出る複数の神経の束が集まって形成されます。
- 走行ルート: お尻の深い部分にある「梨状筋(りじょうきん)」という筋肉の下を通り抜け、太ももの裏側をまっすぐに下っていきます。膝の少し上で「脛骨神経(けいこつしんけい)」と「総腓骨神経(そうひこつしんけい)」という2つの神経に枝分かれし、それぞれがふくらはぎ、足の甲、足の裏、そして足の指先まで細かく伸びています。
- 重要な役割: 足の「感覚」(熱い、冷たい、触れた、痛いなど)を感じ取る役割と、足の筋肉を「動かす」ための司令を脳から伝える役割を担っています。
痛みが足先まで広がるのはなぜ?そのメカニズムを解説
坐骨神経痛は、この太く長い坐骨神経の「どこか」で、神経が圧迫されたり、刺激を受けたりすることで発生します。
例えるなら、一本の長い電線(坐骨神経)の途中で何らかの「ショート」(圧迫や刺激)が起きてしまうと、電線全体(神経が通っている範囲)に電気が不安定に流れてしまうようなものです。
具体的には、以下のような原因が考えられます。
- 腰椎椎間板ヘルニア: 腰の骨と骨の間にあるクッション材(椎間板)が飛び出し、坐骨神経の根元を圧迫してしまうケースです。
- 腰部脊柱管狭窄症: 背骨の中を通る神経のトンネル(脊柱管)が狭くなり、坐骨神経が締め付けられてしまう状態です。
- 梨状筋症候群: お尻の奥にある梨状筋という筋肉が硬くなり、その下を通る坐骨神経を強く圧迫してしまうことで起こります。
- その他の要因: 長時間の座り姿勢、骨盤のゆがみ、加齢による筋力の低下なども、坐骨神経痛を引き起こす原因となることがあります。
これらの原因によって坐骨神経が圧迫されると、「痛み」という信号が神経を伝わって脳に送られます。この痛み信号が、坐骨神経の走行ルートに沿って伝わるため、神経が圧迫されている腰やお尻だけでなく、その神経が支配している範囲である太もも、ふくらはぎ、そして足先へと痛みが広がっていくのです。
痛み方は人それぞれで、「電気が走るような鋭い痛み」「ジンジンとしびれる感覚」「足が重だるい」「感覚が鈍い、麻痺している」など、様々な症状が現れます。特定の姿勢をとったり、体を動かしたりすると痛みが増すのも特徴です。
坐骨神経痛でお悩みなら、当院へご相談ください
坐骨神経痛は、放っておくと日常生活に大きな支障をきたすことがあります。もし、あなたがこのお尻から足先にかけての痛みやしびれで悩んでいるのであれば、決して一人で抱え込まず、早めに専門家にご相談ください。
当院では、坐骨神経痛の原因を詳しく特定し、お一人おひとりの状態に合わせた丁寧な施術で、痛みの根本改善を目指します。手術を勧められた方、他の治療院で改善しなかった方も、どうぞご安心ください。
あなたのつらい症状に寄り添い、健康で快適な日々を取り戻すお手伝いをさせていただきます。お気軽にお電話、またはLINEでお問い合わせください。