【ダンス・スポーツでの怪我】「痛みがなくなった=完治」ではない?筋肉のアンバランスと正しい復帰までの考え方
2026年09月10日
はじめに
「痛みがなくなったから、もう思い切り踊って大丈夫!」 「練習を再開したけれど、朝起きたときや翌日にまた痛む…」
ダンスやスポーツをしている方で、このような経験はありませんか?
当院にお越しいただく方の中にも、11月の大会や発表会に向けて練習に励まされている方が多くいらっしゃいます。しかし、実は「痛みが消えたこと」と「体が元通りに動かせるようになったこと」は別なのです。
今回は、施術の現場でよくあるケースをもとに、痛みがない状態からの「真の回復」と筋力のバランスについてお話しします。
1. 痛みが引いても「筋力のアンバランス」が残っている?
施術の中で患者様の筋力テストを行うと、ご本人も驚かれることがあります。
- 本人の感覚: 痛くないし、しっかり動かせているつもり
- 実際の状態: 特定の筋肉に力が入らず、他の筋肉で代償(カバー)してしまっている
例えば、片方の足の踏ん張る力が弱くなっていると、歩くときや踊るときに無意識のうちに骨盤の高さがズレたり、歩幅に左右差が出たりします。
力が入らない筋肉をカバーするために周りの筋肉(例えば太ももの横や特定のお尻の筋肉など)が常に緊張し、「張っている」「固くなっている」状態を作り出してしまうのです。
2. 「痛みが引いた直後」に無理をしてはいけない理由
「痛み自体は楽になった」としても、患部の腫れや組織の炎症が完全に落ち着くまでには、数週間(3〜4週間〜)の時間がかかるのが一般的です。
この時期に「治った!」と思って急に激しい動きやジャンプ、ターンなどを再開してしまうと、朝起きたときや練習後の夜に再び炎症(痛み)がぶり返してしまいます。
炎症症状のサイン
- 朝起きたときや、動き始めにズキズキ痛む
- 練習した翌日の朝に痛みが強い
このサインが出ているときは、まだ患部が「完治」していない証拠です。
3. 当院でのアプローチ:痛みを取るだけでなく「正しく使える体」へ
当院では、単に「今の痛みを和らげる」だけではありません。
- お体の検査・チェック 歩き方の左右差、骨盤の高さ、特定の筋肉がしっかり機能しているか(筋力チェック)を確認します。
- 使いすぎている筋肉の緩和 代償動作で張り切ってしまっている筋肉を丁寧にゆるめます。
- 正しく動かすためのコンディショニング 弱くなっている筋肉が正しく使えるように促し、パフォーマンス向上と再発防止を目指します。
筋肉痛やバランス調整の過程を経て、患者様それぞれの目標(大会、発表会、日常での快適な動作)に合わせて最適なペースを提案いたします。
おわりに:大会や目標に向かってベストな状態で挑むために
痛みを我慢しながらパフォーマンスを続けても、体の癖が悪化してしまい、結果的に復帰が遅れてしまうことがあります。
「痛みが引いたけれど、なんだか左右で動きやすさが違う」 「大会までにしっかりコンディションを整えたい」
とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたがベストな状態で目標に挑めるよう、全力でサポートいたします!








