👣【股関節の不安解消】子供の頃の「先天性股関節脱臼」が、なぜ大人になって痛むのか?〜進行を遅らせるための専門的ケア〜
2025年11月25日
「もう治ったはずなのに、なぜまた痛くなるの?」
もしあなたが、子供の頃に「先天性股関節脱臼」と診断され、大人になってから股関節の痛みや違和感に悩んでいるなら、その不安は解消できます。
実は、子供の頃の治療経験と、大人になってからの股関節の痛みには、密接な関係があることが医学的に分かっています。
今回は、そのメカニズムと、進行を遅らせるための具体的な対処法について、専門家の視点から詳しく解説します。
1.なぜ「治ったはず」の股関節が痛むのか?
先天性股関節脱臼を治療しても、その後の股関節の形状が完全に正常に戻らないケースがあります。問題の鍵は、股関節の「受け皿」にあります。
📌先天性股関節脱臼と「臼蓋形成不全」の関係
股関節は、骨盤側の「臼蓋(きゅうがい/受け皿)」と、太ももの骨の先端である「大腿骨頭(ボール)」が組み合わさってできています。
先天性股関節脱臼の治療後、多くの場合、この臼蓋の発育が不十分で、浅いままになってしまいます。この状態を**「臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)」**と呼びます。
若い頃は問題がなくても、この「浅い受け皿」の状態が、年齢を重ねるにつれて股関節に慢性的な負担をかけ続けるのです。
📌慢性的な負担が「変形性股関節症」を招く
股関節は、歩くときや立つときに体重を支える、体の土台となる関節です。
臼蓋形成不全があると、股関節の接地面が小さくなるため、以下の悪循環が生まれます。
- 臼蓋が浅い: 股関節が不安定になりやすい。
- 軟骨への負担が集中: 体重が広い面に分散されず、局所の一点に集中する。
- 軟骨の摩耗と骨の変形: 集中した負担により、クッションである軟骨がすり減り、それを補おうと骨が変形していく。
この進行性の病気が、まさに**「変形性股関節症」**です。股関節の動きが悪くなったり、痛みや違和感を感じるようになるのは、この変形が原因なのです。
2.股関節の痛みを放置しないで!進行のサイン
「少し歩くと股関節が痛む」「長時間立っているのがつらい」といった症状は、変形性股関節症の初期段階のサインかもしれません。
⚠️**【放置の危険性】** 「我慢すれば大丈夫」と痛みを放置していると、病状は進行し、最終的には人工関節の手術が必要になることもあります。また、痛みをかばって歩くことで、反対側の股関節や膝、腰にまで負担が広がり、全身の歪みを招いてしまいます。
しかし、初期の段階で適切なケアを行えば、痛みを緩和し、進行を遅らせることが可能です。
3.整体でできる、股関節への専門的アプローチ
自己流のストレッチやマッサージでは届きにくい、根本的な原因に対し、当院では以下の点に重点を置いて施術を行います。
① 股関節周りの筋肉のバランス調整
痛みや違和感があると、無意識のうちに痛みをかばう動作となり、股関節周りの筋肉が硬く緊張してしまいます。
- 硬くなった筋肉を丁寧にほぐし、股関節への圧迫や負担を軽減します。
- 股関節の動きをスムーズにし、日常動作での痛みを緩和します。
② 体の土台である骨盤の歪み矯正
股関節は、骨盤の上にあります。体の土台である骨盤が歪んでいると、股関節にかかる体重のバランスが崩れ、負担がさらに集中してしまいます。
- 体の軸となる骨盤を整えることで、股関節にかかる負荷を均等に分散させ、進行を遅らせることを目指します。
③ 歩き方や姿勢の指導
普段の生活で何気なく行っている「立つ」「歩く」「座る」といった動作が、股関節に大きな負担をかけていることがあります。
- 股関節に優しい、負担の少ない体の使い方をアドバイスし、日常生活での痛みの再発を防ぐためのサポートをします。
まとめ
子供の頃の先天性股関節脱臼の治療は、決して失敗ではありません。しかし、その結果生じた「臼蓋形成不全」は、大人になってから変形性股関節症という形で現れることがあります。
「年のせい」と諦めずに、ご自身の股関節の状況を正しく把握し、早期に適切なケアを始めることが、痛みのない未来への一番の近道です。
股関節の痛みに悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの股関節の状況を丁寧に確認し、一人ひとりに合った改善策をご提案します。
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