股関節の「詰まる」「ズキッ」とした痛み、それ「股関節インピンジメント」かも? 放置は厳禁です!
2025年06月8日

「足を曲げると股関節の奥が痛い…」「あぐらをかくのがつらくなった」「スポーツ中に股関節が詰まるような感覚がある…」
もしあなたがそんな股関節の悩みを感じているなら、それはもしかしたら「股関節インピンジメント(Femoroacetabular Impingement: FAI)」かもしれません。この病気は、以前はあまり知られていませんでしたが、最近では若いアスリートから中高年の方まで、幅広い年齢層に影響を及ぼす股関節痛の一般的な原因として認識されています。
「でも、我慢できないほどじゃないし…」そう思って痛みを放置していませんか? 股関節の痛みは、日常生活の質を大きく低下させるだけでなく、好きなスポーツや趣味を諦めてしまう原因にもなりかねません。そして、このインピンジメントを放置すると、将来的に変形性股関節症へと進行するリスクも高まることが分かっています。
今回は、この股関節インピンジメントについて、その基本的なことから、なぜ痛みが生じるのか、ご自身でできる対策、そして私たち「魔法の手整体」がどのようにあなたの股関節の悩みを解決できるのかまで、詳しく、そして分かりやすく解説していきます。あなたの股関節の健康を取り戻し、快適な毎日を送るための大切なヒントがきっと見つかるはずです。
股関節インピンジメントって一体何? その「衝突」が引き起こす痛みの正体
「インピンジメント(Impingement)」という言葉は、英語で「衝突」や「挟み込み」を意味します。股関節インピンジメントとは、その名の通り、股関節を構成する骨同士が、特定の動きをする際に異常に衝突し、関節内のデリケートな組織が挟み込まれたり、摩擦を受けたりすることで痛みや損傷が生じる状態を指します。
私たちの股関節は、骨盤側の「寛骨臼(かんこつきゅう)」というお椀のような受け皿と、太ももの骨(大腿骨)の先端にある球状の「大腿骨頭(だいたいこっとう)」がぴったりと組み合わさってできています。通常、この二つの骨はスムーズに滑らかに動くようにできています。しかし、何らかの理由でこの骨の形にわずかな異常があったり、あるいは繰り返しの特定の動作(特に股関節を深く曲げたり、強くひねったりする動作)が加わることで、スムーズな動きが妨げられ、骨同士がぶつかり合ってしまうのです。
この「衝突」が繰り返されることで、股関節の重要なクッション材である関節軟骨や、関節の縁を補強するリング状の軟骨組織である関節唇(かんせつしん)といった大切な組織に、微細な損傷や変性が生じます。これが、あの「詰まるような感じ」や「ズキッとした痛み」の原因となるのです。

なぜ衝突が起こるの? 股関節インピンジメントの主なタイプ
股関節インピンジメントは、主に股関節を形成する骨の「形」にわずかな異常があることで発生します。これらの骨の形態異常に、スポーツ活動や日常生活での繰り返しの負荷が加わることで、徐々に症状が現れると考えられています。
1. カム型インピンジメント(Cam type FAI)
- 原因: 太ももの骨(大腿骨)の先端、特に「大腿骨頭」やそのすぐ下の「大腿骨頸部」の形に異常があるタイプです。本来はなめらかな球状をしているはずの大腿骨頭が、一部平坦になっていたり、コブのように出っ張っていたりします。この出っ張りが、股関節を深く曲げたり、内側にひねったりする際に、骨盤側の寛骨臼の縁にぶつかってしまいます。
- 特徴: 特に若い男性アスリートに多く見られます。サッカー、野球、バスケットボール、アイスホッケーなど、股関節を深く曲げたり急激な切り返しやひねり動作が多いスポーツ選手に発症しやすい傾向があります。このタイプでは、衝突によって関節軟骨が傷つきやすい傾向があります。
2. ピンサー型インピンジメント(Pincer type FAI)
- 原因: 骨盤側の寛骨臼の形に異常があるタイプです。寛骨臼が標準よりも深く大腿骨頭を覆いすぎていたり、寛骨臼の縁が過剰に突出していたりすることで、股関節を動かした際に、大腿骨頭が寛骨臼の縁に挟み込まれるように衝突します。
- 特徴: 中年以降の女性に多く見られる傾向があります。このタイプでは、衝突によって関節唇が損傷しやすい傾向があります。
3. 混合型インピンジメント(Mixed type FAI)
- カム型とピンサー型の両方の特徴を併せ持つタイプです。実は、この混合型が最も多いタイプだと考えられています。
これらの骨形態異常は、生まれつき持っている方もいれば、成長期の激しいスポーツ活動などによって股関節に繰り返し負荷がかかることで、骨が少しずつ変形して形成されることもあります。
もしかして私かも? 股関節インピンジメントのサインと症状
股関節インピンジメントは、以下のような症状が特徴的です。あなたの股関節のサインと照らし合わせてみてください。
- 股関節の付け根(鼠径部)の痛み: 最も特徴的な症状です。股関節を深く曲げたり、内側にひねったりする動作(例:あぐらをかく、靴下を履く、座る、立ち上がる、車の乗り降り、スポーツ中の切り返しやキック動作など)で、股関節の奥や鼠径部に「ズキッ」と鋭い痛みが走ることが多いです。
- 股関節の可動域の制限: 特に股関節を深く曲げる動き(屈曲)や、内側にひねる動き(内旋)が制限され、硬く感じたり、最後まで動かせない感覚があります。
- クリック音やキャッチ感: 股関節を動かす際に、「カクッ」という音がしたり、何かが引っかかるような感覚(キャッチ感)を伴うことがあります。これは、傷ついた関節軟骨や関節唇が挟み込まれることで生じることがあります。
- 鈍い痛みや違和感: 運動時だけでなく、長時間座っていたり、立ち続けていたりする際に、股関節に重苦しさや違和感を感じることもあります。
- 関連部位の痛み: 股関節だけでなく、お尻の外側、太ももの前側、膝、腰などに痛みが放散することもあります。
症状は最初は軽度でも、放置することで徐々に悪化し、日常生活やスポーツ活動に大きな支障をきたすことがあります。もしこれらの症状に心当たりがあるなら、放置せずに早めの対処を始めることが非常に重要です。
股関節インピンジメントかな?と思ったら…まずご自身でできる対策
痛みがない場合でも、股関節インピンジメントの症状がある場合は、将来的な悪化を防ぐためにも早めのケアが大切です。
1. 股関節に負担をかける動作を避ける
痛みを誘発するような、股関節を深く曲げたり、強くひねったりする動作はできるだけ避けましょう。スポーツ活動も、痛みが改善するまでは強度を落とすか、一時的に休止することも検討してください。
2. 股関節周りの柔軟性を高めるストレッチ
硬くなっている筋肉や関節の柔軟性を高めることで、関節の衝突を軽減できることがあります。
- 腸腰筋のストレッチ: デスクワークなどで座っている時間が長いと腸腰筋が硬くなりがちです。片膝立ちになり、後ろに伸ばした脚の付け根を前に押し出すようにストレッチします。
- ハムストリングス(太もも裏)のストレッチ: 股関節の動きに影響を与える太もも裏の筋肉も重要です。座って脚を伸ばし、つま先を掴むように前屈します。
- お尻の筋肉のストレッチ: お尻の筋肉(特に梨状筋など)の柔軟性も股関節の動きに影響します。仰向けで膝を立て、片方の足首をもう片方の膝に乗せて、股関節を外側に開くように伸ばします。
3. 股関節周囲の筋力強化で安定性を向上
股関節を安定させるための筋肉を強化することで、関節への負担を減らし、動きをスムーズにすることができます。特に、お尻の筋肉(大殿筋、中殿筋など)や体幹の筋肉(腹筋、背筋)の強化が重要です。
- グルートブリッジ: 仰向けに寝て膝を立て、お尻を持ち上げてお腹から膝までが一直線になるようにします。
- サイドプランク: 体の側面を上にして横向きになり、肘と足で体を支えて一直線を保ちます。
4. 日常生活での姿勢や体の使い方を見直す
普段の姿勢や、立ち方・座り方など、無意識に行っている動作が股関節に負担をかけていることもあります。
- 長時間同じ姿勢を避け、こまめに休憩を挟み、軽く体を動かしましょう。
- 猫背にならないよう、背筋を伸ばし、股関節がリラックスできるような座り方を意識しましょう。
「痛みがある」「セルフケアだけでは不安」…そんな時は「魔法の手整体」にご相談ください!
股関節インピンジメントは、放置すると変形性股関節症へ進行するリスクもあるため、早期の対策が非常に重要です。しかし、「どこに行けばいいのか分からない」「手術は避けたい」と悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
「魔法の手整体」では、股関節インピンジメントでお悩みの方に対し、根本原因にアプローチする丁寧な施術と、再発防止のためのセルフケア指導で、お客様の健康な毎日をサポートいたします。
「魔法の手整体」が選ばれる3つの理由
- 徹底した原因究明とパーソナルな施術プラン: 単に痛みのある場所を施術するだけでなく、「なぜあなたの股関節に負担がかかっているのか」を徹底的に探ります。股関節だけでなく、骨盤の歪み、足首や膝関節との連動、さらには体幹の安定性や歩き方・姿勢まで、全身のバランスを総合的に評価します。この丁寧な検査によって、あなたの股関節インピンジメントの真の根本原因を特定し、あなただけに最適な施術プランをご提案します。
- 痛みを伴わない、身体に優しいオーダーメイド施術: 当院の施術は、ボキボキするような強い刺激は行いません。あなたの身体の状態に合わせて、硬くなった筋肉や腱を優しく緩め、関節の動きをスムーズにする手技を行います。これにより、骨同士の衝突を減らし、痛みや不快感を和らげます。また、弱くなっている筋肉を活性化させ、股関節を安定させるための筋力バランスを整えることで、自然治癒力を高め、症状の根本改善を促します。
- 再発させないためのセルフケア指導と徹底サポート: 施術の効果を最大限に引き出し、症状が再発しないよう、ご自宅で簡単に継続できる効果的なストレッチやエクササイズを具体的に指導します。日常生活での股関節に優しい体の使い方や姿勢の改善についても丁寧にアドバイスし、あなた自身が自分の体をケアできるようサポートします。当院は「その場しのぎ」ではない、未来の健康を見据えたサポートをお約束します。
「長年悩んでいた股関節の痛みが嘘のように軽くなった!」「気にせずスポーツを楽しめるようになった!」「日常生活が本当に快適になった!」と、多くのお客様から喜びの声をいただいています。
あなたの股関節の痛みや不快感を、もう一人で抱え込まないでください。あなたの「快適に動ける毎日」をサポートするために、「まほうの手整体」がいます。症状が軽いうちの適切なケアが、将来の股関節の健康を大きく左右します。ぜひ一度、当院にご相談ください。
【今日のまとめ】
- 股関節インピンジメントは、股関節の骨の「衝突」によって痛みが生じる状態。
- カム型、ピンサー型、混合型の3タイプがあり、骨の形態異常と繰り返しの動作が主な原因です。
- 鼠径部の痛み、可動域制限、クリック音などが特徴。放置すると変形性股関節症のリスクも!
- セルフケアも大切ですが、痛みがある場合や症状が改善しない場合は専門家への相談が必須です。
- 「まほうの手整体」では、徹底した原因究明とオーダーメイド施術、そして再発させないためのセルフケア指導で、あなたの股関節インピンジメントの改善を全力でサポートします。